本日Flinto for Macバージョン2を公開しました。こちらの最新版には、画面内でのインタラクションやアニメーションに関する大きな新機能が加わりました。スイッチ切り替えやボタンを押す操作、ループするアニメーションやスクロールベースのアニメーションまでが、簡単に作成できるようになります。新機能「ビヘイビアデザイナ」の登場です。
Flinto for Macバージョン1.5が公開されました。この公開の記念として、すべての無料トライアルをリセットしました。Flinto for Macを過去にお試しいただいた方も、アップデートを多数加えた最新バージョンをぜひ改めてご利用いただければと思います。Flinto for Macサイトからダウンロードしてお試し下さい。
長方形
Flinto for Macがベクターの長方形に対応しました。Flinto内で直接長方形を描画できるだけでなく、Sketchから長方形をインポートした際にも、ビットマップでなくベクターとして読み込まれるようになりました。Flinto for Macで長方形を使えるようになるということはつまり、角丸の角度や塗りつぶしの色、ボーダーやシャドウといったプロパティにもなめらかにアニメーションをかけられるということです。これにより、今までにない多くの可能性が広がります。
またこれはFlinto for Mac内でシンプルなレイアウトを素早く描けるということでもあります。
Flinto for Macのジェスチャーに音声の添付ができるようになりました。サイドバーのジェスチャーに音声ファイルをドラッグすると、ジェスチャーが有効になった際に再生されます。これにより、一段とリアルなプロトタイプが作成できるようになりました。UIサウンドをぜひお試し下さい。
Sketchインポートのアップデート
可能な場合は、Sketchプラグインで長方形や円形をFlintoに送信できるようになりました。長方形のボーダーが単一で、塗りつぶしも単一のベタ塗り、ドロップシャドウも単一である場合、ベクターの長方形レイヤーとしてFlinto for Macへ読み込まれます。円形は、角丸の長方形(角が最大限に丸いもの)としてインポートされます。またプラグインはアートボードの背景色を長方形レイヤーとしてFlintoへ送信。インポートにかかる時間を表示するプログレスバーも搭載されました。
先日ピーター・ノウェルとFlinto for Macの凝ったアイコンシステムについて話しました。ピーターはFlinto for MacのUIエレメントの多くを手がけた、サンフランシスコで活躍するデザイナーです。
Flinto for Macで果たした役割は?
Flinto for Macのリリース数ヶ月前からFlinto社の仕事に関わり、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの様々な面に関与しました。ただFlintoは特定の用途に非常に特化したツールなので、ユーザーエクスペリエンスの各部分について考えれば考えるほど、カスタムアイコンが数多く必要になることに気付きました。レイヤーリストからツールバー、トランジションデザイナからジェスチャーのドロップダウンメニューまで、インターフェースのほぼすべての部分でそれぞれのアイコンセットが必要だったので。アイコンのデザインが私の主な仕事になるまでに、時間はかかりませんでした。
デザイナーPasquale D’Silva氏による、楽しいプロトタイプのデモを追加しました。このデモによって、Flinto for Macのフレキシビリティと実用性をご確認いただけると思います。Pasqualeは才能あるデザイナーまたイラストレーターとして活躍中で、Flintoスタッフもファンとして応援している人物です。iOSアプリをダウンロードすると、このプロトタイプをご覧になることができます。
これまで(Flinto for Mac 1.3以前)は、SketchからFlintoにデザインを読み込んだ後に元のSketchファイルに変更を加えた場合、その変更を簡単にFlintoファイルに反映することはできませんでした。Flinto 1.3と新しいバージョンのプラグインではこの問題が解決され、プラグインを通じてSketchファイルの変更をすぐFlintoファイルに同期できるようになりました。この際、すでにFlinto上で作っているリンクやスクロールグループはそのまま維持されます。単なるレイヤーの色や形の変更だけでなく、Sketch上でのレイヤーの追加・削除、アートボードの追加などもFlintoファイルに反映されます。